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 ガブリアス考察




 ポケモン概要

ポケモンデータ概要と特徴

《ガブリアス(445)》


【 流行度 】: ★★★
【 危険度 】: ★★★
【 難易度 】: ★★★
【 ドラゴン / じめん 】
【 すながくれ / ― 】

HP: 108
こうげき: 130
ぼうぎょ: 95
とくこう: 80
とくぼう: 85
すばやさ: 102
100を超えるすばやさのおかげで高いこうげきを活かしやすい凶悪なポケモンです。
また、こうげきが高い上に、げきりんやじしんといった威力の高い技まで覚えるため、等倍のポケモンでは大抵一発で沈んでしまいます。
げきりん自体ははがねタイプなどで対抗できるのですが、だいもんじやじしんなども持つため非常にやっかいです。

《ボーマンダ(373)》よりも低い攻撃種族値ですが、メインウェポンがげきりんなことや、積み技がつるぎのまいなこともあり、物理型のパンチ力は《ボーマンダ(373)》を大きく上回ります。






 つるぎのまい型


■ 型紹介

【 ようき  】 【 すばやさ:252 こうげき:252 HP:6 】 
【 つるぎのまい / みがわり / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

相手の交代際にみがわりを張って、潰しポケモンがきたら普通に攻撃し、受けポケモンがきたらつるぎのまいでの突破を狙う型です。
2008年4月現在の環境では最も多く見られる型です。

■ 持ち得る役割

役割としてはエースの役割を持ちます。高めの耐久とタイプ相性を利用して流すことも出来るのですが、回復手段を持たない上に、みがわりで激しくHPを消費するので、ここぞというときに降臨させて全抜きを狙うケースが多いです。

■ 持ち物の考察

威力の底上げを図るいのちのたま、すながくれと併用されるひかりのこな、みがわりを撃てる回数を増やすたべのこしなどが挙げられます。
《マンムー(473)》に簡単に流されないよう、ヤチェのみを持つケースもあります。

■ 技の考察

げきりん つるぎのまいを積んだ後のげきりんは非常に強力で、等倍で受け切れるポケモンはいません。
ドラゴンクロー 威力不足が否めないですが、2回以上つるぎのまいを積むと決定力としても充分になり、げきりんよりも安定します。
じしん ドラゴンタイプを半減するはがねタイプにばつぐんですが、メジャーな《エアームド(227)》や《ドータクン(437)》に当たらないのが難点です。
ほのおのキバ はがねタイプを突破するのに利用されます。決定力自体は非常に低いです。
だいもんじ ふきとばしを持つ《エアームド(227)》などを前にゆっくりとつるぎのまいを積む時間はないので、だいもんじでの突破が目論まれます。
いばる ほとんど見ることはありませんが、ごく稀にですが、つるぎのまいを積む手段としていばみがが採用されるケースがあります。その場合はちきゅうなげでみがわりが壊れないようにHPに努力値が振られていることもあります。
ほえる 《エアームド(227)》や《カビゴン(143)》などのふきとばしで対処しようとしてくるポケモンに対して先制で吠えることでそれを防止できます。《ギャラドス(130)》や《バンギラス(248)》のちょうはつよりは使い勝手が多少悪いのですが、ステルスロック&すなあらしなどとのコンボも期待できます。
かげぶんしん 1回、2回目から充分に回避を発揮しだすこいつのかげぶんしんは初代赤・緑・青・黄版のかげぶんしんを彷彿とさせます。ということで、たまにではありますが、かげぶんしん持ちの《ガブリアス(445)》がいるので一応意識しておくと良いと思います。


■ 主な降臨パターン

1.受けに対して
《マタドガス(110)》や《ドータクン(437)》などにはみがわりで状態異常技を防げる関係で出てきたりします。みがわりからつるぎのまいに入られるとやっかいです。

2.死に出し
みがわりを使う回数を確保したい《ガブリアス(445)》は死に出しでの無償降臨を狙ってくるケースが多いです。光の粉などを持っている場合は特性のすながくれも合わせると、高い回避力を誇るため、みがわりで居座りを狙ってくるケースもあります。

3.みがわりバトン
エース使用であるため当然みがわりバトンを利用されるケースがあります。ただし、みがわりバトンの一番の使い手である《サンダース(135)》に強い《ラグラージ(260)》や《マンムー(473)》などが《ガブリアス(445)》に対しても強いため、《サンダース(135)》から繋いでくるケースは少ないといえます。

4.後攻とんぼがえり
《エテボース(424)》で《ジバコイル(462)》などのはがねタイプを呼びながらのとんぼがえりで出てきたりします。

■ 相性考察

○ ポケモン編
とにかく砂を起こせる《バンギラス(248)》や《カバルドン(450)》とは特性的に相性が良いといえます。
タイプ相性的に考えると、苦手な《マンムー(473)》や《グライオン(472)》に対して強い《ギャラドス(130)》や特殊型の《ラグラージ(260)》などが相性のいいポケモンとして挙げられます。

○ 技編
特性すながくれもあるため、みがわりが残る確率が高いのが《ガブリアス(445)》の特徴です。
なので、どくどくやどくびし×2撒きのサポートなどがあれば、みがわりで粘ることで受けを崩壊させ、剣舞を積むチャンスを作ることが出来ます。
また、リフレクターによるサポートがあれば《ゴウカザル(392)》に対して出しやすいポケモンになる点も意識しておくと良いでしょう。






 こだわりスカーフ型


■ 型紹介

【 いじっぱり / ようき 】 【 すばやさ:252 こうげき:252 HP:6 】 
【 げきりん / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

こだわりスカーフによる高いすばやさから、ひたすらげきりんを連打する型です。終盤に出てくるとゲームの行方を決定しかねないため、注意したいところです。

■ 持ち得る役割

基本的には終盤に相手の受けを崩壊させた後の残りポケモンの掃除役になります。
ただし、《ギャラドス(130)》や《バンギラス(248)》などの積みポケモンに対して、他に有効な手段が無い場合に、リスクを覚悟で流しに来るケースもあります。

■ 持ち物の考察

こだわりスカーフを持ちます。

■ 技の考察

つるぎのまい型の攻撃技 スカーフでフルアタック仕様なため、多彩な攻撃技を持ちます。
ストーンエッジ 攻撃技に避けるスペースが少ないつるぎのまい型では、げきりんと同じくはがねタイプに半減される岩技は嫌われますが、スカーフ型であれば《ギャラドス(130)》や《トゲキッス(468)》などに対するプレッシャーを増大させるために持っているケースがあります。


■ 主な降臨パターン

1.死に出し
つるぎのまい型に同じくです。

2.後攻とんぼがえり
《ハッサム(212)》は《ギャラドス(130)》を呼んでしまいやすいので、とんぼがえりでこいつにつないで流しに来る場合があります。

3.むりやり
前述のように、《ギャラドス(130)》や《バンギラス(248)》のように積み技から入りやすいポケモンには、りゅうのまい後にも先手を取れるスカーフを活かして、リスク覚悟で出てくる場合があります。

■ 相性考察

○ ポケモン編
つるぎのまい型と違って決定力の補強が不可能なため、《ジバコイル(462)》や《ダグトリオ(051)》などで邪魔なはがねタイプのポケモンを倒しておくことがさらに重要になります。逆にいうと、砂塵パーティーで《ジバコイル(462)》などを見たら、《ガブリアス(445)》が後続にいることを確信してもいいでしょう。
また、スカーフポケモンは他の控えポケモンに負担をかけやすいので、《ドータクン(437)》や《エアームド(227)》、《ハピナス(242)》や《ミロカロス(350)》などのガッチリとした受けと相性が良いです。

○ 技編
つるぎのまい型以上にたすき潰し&決定力補強が大切になるので、ステルスロックの重要性も上がります。






 こだわりハチマキ型


■ 型紹介

【 いじっぱり / ようき 】 【 すばやさ:252 こうげき:252 HP:6 】 
【 げきりん / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

こだわりハチマキを巻くことで、普通なら受けられるポケモンにも受けさせないことを狙った型です。
ステルスロックやすなあらしダメージなどとあわせることで、《ヤドラン(080)》や《グライオン(472)》ですら受けることが不安定になります。

■ 持ち得る役割

中盤以降、積極的にアタッカーとして活躍します。
つるぎのまいを積むターン無しに決定力を補強できる点や、スカーフ型よりも高い決定力があるため、はがねタイプを潰したあとはとても積極的にアタッカーとして降臨してきやすいです。《ハピナス(242)》も確定1発でありカウンターでの潰しを狙われにくいです。

■ 持ち物の考察

こだわりハチマキを持ちます。

■ 技の考察

こだわりスカーフ型の攻撃技 役割などは異なりますが、ひたすら攻撃という点は同じなため、技構成も同じになります。


■ 主な降臨パターン

1.死に出し
こだわりスカーフ型に同じくです。

2.タイプ相性を利用して
こだわりハチマキ型は、どちらかというと短命なアタッカーなため、むりやりにでも降臨して場を荒らすことを狙ってくる場合もあります。

■ 相性考察

○ ポケモン編
スカーフ型と同じですが、いじっぱりハチマキのげきりんであれば、《ヤドラン(080)》や《グライオン(472)》ですら受けが不安定なので、はがねタイプを《ジバコイル(462)》などで狩っておく場合があります。

○ 技編
一発耐えるとそれだけで相手のパーティーの崩壊に近づくため、リフレクターやひかりのかべなどによるサポートも考えられます。






 対策


■ 構築段階での対策

人気のあるポケモンで、全抜きの可能性も高いため、《ガブリアス(445)》に降臨されて好き放題されないようにパーティー構築しておくといいです。
例えば、でんじはを持つ《ハピナス(242)》は《ガブリアス(445)》の降臨を許しやすいのでれいとうビームを持たせておくなどが考えられます。とりあえず、《ガブリアス(445)》を呼びやすく、みがわりを破壊できないポケモンをパーティーに組み込むのは余り得策とはいえません。
逆に、《ガブリアス(445)》を呼びやすいポケモンにどくどくを持たせておくのもいい手です。みがわり型であればほぼ確実に暴走を防ぐことができ、スカーフ型やハチマキ型に対しても被害を抑えることができます。


■ 対戦中の対策

相手のパーティーに《ガブリアス(445)》がいると判明して場合は、とにかく《ガブリアス(445)》に暴走させないことを考えながらプレイしましょう。
例えば、《ガブリアス(445)》を流したり潰したりできる《マンムー(473)》はできるだけHP消費を抑える、リフレクターをできるときは積極的にしておく、《ガブリアス(445)》が来る可能性がある場合はリスクリターンを考えて《ガブリアス(445)》に対して強い技を選択するなどが挙げられます。

また、前述のとおり2008年4月現在では、ほとんどの《ガブリアス(445)》がつるぎのまい型であるため、まずは普通に攻撃してみることがお奨めできます。みがわりは4回しか貼れないため1回分を削るだけでも大きな成果となります。そのときにスカーフやハチマキ型であれば普通に攻撃してきますが、その場合はげきりんの使用率が高いため、《ガブリアス(445)》よりもすばやいポケモンで潰すかはがねタイプで受けるかが可能になります。










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