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 エンペルト考察




 ポケモン概要

ポケモンデータ概要と特徴

《エンペルト(395)》


【 流行度 】: ★★☆
【 危険度 】: ★★★
【 難易度 】: ★★☆
【 みず / はがね 】
【 げきりゅう / ― 】

HP: 84
こうげき: 86
ぼうぎょ: 88
とくこう: 111
とくぼう: 101
すばやさ: 60
こうそくいどう+みがわり+ヤタピのみ+げきりゅうのコンボで有名な特殊アタッカーです。
タイプの組み合わせが独特で特殊耐久が高いため、多くのみずポケモンに対してタイマン戦で有利です。

重火力な特殊エースの中では《キングドラ(230)》と並んで採用率が高く、しっかりと受けられるようにしておく必要があります。






 げきりゅうヤタピ型


■ 型紹介

【 ひかえめ / おくびょう 】 【 すばやさ:調整 とくこう:252 HP:調整 特防or防御:残り 】 
【 こうそくいどう / みがわり / ハイドロポンプ / 選択肢 】 


■ 概要

《ドククラゲ(073)》などの一部のポケモンに対しては圧倒的な耐久を誇る点を利用して、相手のポケモンを流しながらみがわりを残し、こうそくいどうを積んで攻撃する型です。
みがわりを連続して使用することで、特性のげきりゅうとヤタピのみを安全に発動させることができ、威力の高いハイドロポンプをメインウェポンに据えることを狙われます。
また、この手のみがわりを利用してHPを減らす戦術の弱点である先制攻撃技もしんくうは以外は全て半減することが出来るため、止まりにくいです。
ただし、攻撃範囲は余り広くありません。

■ 持ち得る役割

エースとしての役割を持ちます。引っ込めるとこうそくいどうやヤタピのみの上昇効果が消えてしまうので、基本的には1度しか利用できません。
《ハピナス(242)》などで止まりがちなため、各種役割破壊や《ソーナンス(202)》+《ダグトリオ(051)》などで相手の特殊受けを潰してからの利用が一般的です。

■ 持ち物の考察

ヤタピの実を持ちます。

■ 技の考察

くさむすび ハイドロポンプを半減するみずタイプに対してばつぐんのダメージをつけます。
めざめるパワーでんき 同じくハイドロポンプを半減するみずタイプに対してばつぐんです。
れいとうビーム みずタイプ半減のドラゴンタイプ、くさタイプに対してばつぐんです。
あくび みがわりと上手く併用すると特殊受けの突破に貢献します。
どくどく 同じくみがわりとの併用で特殊受けの突破に貢献します。


■ 主な降臨パターン

1.特定のポケモンに対して
みがわりを残すターンが必要なため、《ドククラゲ(073)》やじしんを覚えていない《ギャラドス(130)》などの特定のポケモンを狙っての降臨は多いです。

2.死に出し
エースの基本である死に出しによる降臨です。死に出しであれば、上記に加えて自分よりも遅いじめんタイプやみずタイプのポケモンの多くに交代を誘発させられる点が評価されます。

■ 相性考察

○ ポケモン編
こうそくいどうバトンができ、《エンペルト(395)》で1/4倍にできる氷タイプの技を誘いやすい《グライオン(472)》とは相性がいいと言えます。
また、《エンペルト(395)》の苦手な《ハピナス(242)》に強く、《ギャラドス(130)》や《ドククラゲ(073)》を誘いやすい《ゴウカザル(392)》も相性が良いです。

○ 技編
全抜きのスペックを持つエースなので、ステルスロックによるきあいのたすき潰しなどの基本サポートは行っておきたいところです。






 こだわりスカーフ型


■ 型紹介

【 おくびょう / せっかち 】 【 すばやさ:252 とくこう:252 HP:6 】 
【 ハイドロポンプ / れいとうビーム / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

こだわりスカーフによって高い特攻、御三家ならではの豊富な技を活かす型です。
げきりゅうヤタピ型と勘違いして、みがわりを残されるのを嫌って攻撃してきたポケモンを倒すことができます。

■ 持ち得る役割

りゅうせいぐん半減を利用した《ボーマンダ(373)》流しなどをはじめとして、多くのポケモンを流します。
またHPが1/4を切った後は、一度引っ込めることで、再降臨の際にスカーフげきりゅうハイドロポンプという簡易エースになることもできます。

■ 持ち物の考察

こだわりスカーフを持ちます。

■ 技の考察

くさむすび・めざめるパワーでんき みずタイプに対して使用されます。
ドリルくちばし メガホーン読みで降臨して《ヘラクロス(214)》を流す際などに利用されます。
じしん 《ドククラゲ(073)》や《ベトベトン(089)》などの高い特殊耐久を誇るどくタイプのポケモンなどを流すのに利用されます。
いわなだれ 余り使用率は高くありませんが、怯み効果を狙う用途で極まれに使用されることがあります。


■ 主な降臨パターン

1.特定の技を読んで
とくこうが高く多様な特殊技を覚えるため、降臨さえできれば流し役割は遂行しやすいです。
また、《スターミー(121)》や《ムクホーク(398)》などの一般的なスカーフポケモンよりも耐久が高めなため、タイプ相性で半減することができれば降臨時のダメージを非常に少ない値に抑えることが出来ます。

2.死に出し
HPが1/4を切ると、1度引っ込んで、死に出しからエースとして再降臨してくることが多いです。

■ 相性考察

○ ポケモン編
スカーフによって意表をつくことで一回目は相手のポケモンを倒しやすいですが、2回目以降は《ハピナス(242)》などに簡単に受けられてしまいます。そのため、《エレキブル(466)》や《ランターン(171)》などの、《ハピナス(242)》に対して有利なポケモンを控えに入れておくと活躍しやすいです。

○ 技編
流し回数を増やしたいため、リフレクターやひかりのかべがあるといいです。また、さいみんじゅつだけでなく、でんじはでも大きく役割を奪われてしまうため、しんぴのまもりやアロマセラピーなどの補助技も準備しておきたいところです。






 みずタイプ流し型


■ 型紹介

【 各種性格 】 【 HP:252 すばやさ:調整 耐久:調整 】 
【 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

みずを流すにあたって、どくどくを使用するもの、くさむすびを使用するもの、つるぎのまいを使用するものなど色々いるので、一概に対策できないのが特徴です。 げきりゅうヤタピ型と同じような降臨方法を取りますが、何度も再利用されること、各種補助技によって味方のサポートに周ることが違いとして挙げられます。 すばやさ調整は先制くさむすびを狙うために《ラグラージ(260)》などを意識することが多いようです。

■ 持ち得る役割

みずタイプの技半減、こおりタイプの技1/4倍を利用して、みずタイプのポケモンを流します。 どくどくを基本にする型だとみがわり仕様の《ギャラドス(130)》に起点とされやすいため、めざめるパワーでんきも同時に搭載していることが多いです。

■ 持ち物の考察

ねむるを採用する場合はカゴのみ、そうでなければたべのこしやラムのみを基本として、ソクノのみや《ジバコイル(462)》、《ダグトリオ(051)》対策のきれいなぬけがらなども採用されやすいです。

■ 技の考察

各種攻撃技 流し範囲や補助技に応じて選ばれます。
どくどく 他の技とのコンボ性が必要ないため使用されやすいです。みがわりを使用する《ギャラドス(130)》の起点にされやすく、《ドククラゲ(073)》には効かないのでめざめるパワーでんきとの併せ持ちが多いです。
つるぎのまい すばやさが低いためにターンを無駄にしやすいですが、《ハピナス(242)》などを牽制できる点が評価されています。
ねむる 再生回復を持たないため、ねむカゴ仕様のものも存在します。
ステルスロック ステルスロックを撒ける受けなので、持っていても何らおかしくありません。
アクアリング 再生回復を持っていないため、どくどくをかけて居座る場合などに使用されることがあります。


■ 主な降臨パターン

1.特定のポケモンに対して
げきりゅうヤタピ型に同じくです。

■ 相性考察

○ ポケモン編
すばやさが低いので《ヘラクロス(214)》、《カイリキー(068)》などのかくとうタイプを呼びやすいため、《グライオン(472)》や《エアームド(227)》などのしっかりとした物理受けとの相性が良いです。

○ 技編
こだわりスカーフ型と同じくリフレクター・ひかりのかべ・しんぴのまもりなどが挙げられます。






 対策


■ 構築段階での対策

とりあえず《エンペルト(395)》を対策する際にはげきりゅうヤタピ型の対策をしておくのが一般的です。他のふたつの型はどちらも安定していますが、全抜きに繋がるような突破力は持ち合わせていないことが多いです。
基本的には《ルンパッパ(272)》や《ユキノオー(460)》などの、こおり技で弱点をつかれない草タイプがいれば安心で、それらがいなくても《ハピナス(242)》などでもプレイング次第で対処できます。

ちょうはつを覚えたポケモンやほえるを覚えたポケモンを入れておくと非常に対処が楽で、特にふきとばし持ちの《カビゴン(143)》や《ハリテヤマ(297)》などがお奨めです。


■ 対戦中の対策

ヤタピげきりゅうハイドロポンプの状態に入らせないのが基本です。ちょうはつやふきとばしなどを駆使したいところです。
また、決定力を引き出されてしまった場合は、基本的には特殊受けで受ければいいのですが、対戦中は様々な理由で特殊受けで受けられない場合もあります。そんな場合は多少犠牲を払ってでも潰しに行くことになりますが、みがわりが残っているままの状態でげきりゅうハイドロポンプ連打に入られると犠牲を多く出してしまうため、みがわりを残していない状態でハイドロポンプを打たせて、死に出しからのスカーフポケモンで潰したいところです。










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