いのちのたま型
【 せっかち / むじゃき 】 【 すばやさ:252 こうげき:調整 とくこう:調整 】
【 みがわり / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】
相手を流しながらみがわりを貼ることで、後続に適切な技を叩きこんでダメージを期待する型です。
攻撃技は二刀流仕様になることが多く、タイプ一致技のりゅうせいぐんを基本として、鋼タイプへのだいもんじや、地面タイプへのハイドロポンプ、《ハピナス(242)》へのかわらわりなどが採用されます。
基本的には優位な相手に対してぶつけることで相手の交代を誘うという流しの役割と、みがわりによって後続に受けさせないという潰しの役割をこなします。
基本的にこの型を受けられるポケモンは《ドククラゲ(073)》、《ミロカロス(350)》、《ヤドキング(199)》程度しか存在せず、それであっても非常に不安定です。とりあえず受けられなければ、1回毎にポケモン一匹以上を潰されてしまうことになります。反面、すばやさを補わないため先手を取ることは容易く、先手の攻撃でみがわりを破壊することによって、2タテ以上を防ぐことができます。また、流し際にみがわりを貼る為、型が読めたらこうげきでみがわりの破壊を狙うのも、ひとつの手です。
また、みがわり、いのちのたまとHP消費が激しいため、ステルスロックなどを撒いた状態であれば非常に短命のアタッカーとなります。ですから、ステルスロックを撒いた状態であれば多少犠牲を出しながらも対処することが可能です。
基本的には、決定力を補助するためにいのちのたまを持つのが基本です。
みがわりとヤチェのみやきあいのたすきは相性が悪いため両立は少ないですが、みがわりを持たずにヤチェのみやたすきを持つケースも存在します。
また、自分より遅く状態異常技をかけることを目的とするポケモンにラム&みがわりで後出しするケースもあります。
りゅうせいぐん |
タイプ一致の超強力な特殊攻撃技です。型を読み違えて出てきた殆どの物理受けを突破します。 |
だいもんじ |
《エアームド(227)》や《ドータクン(437)》、《ハッサム(212)》などの、りゅうせいぐんを半減するはがねタイプを対象にした特殊攻撃技です。 |
ハイドロポンプ |
主な物理受けの《カバルドン(450)》や《グライオン(472)》などはりゅうせいぐんで突破できるため、実用性は少ないですが、遺伝技がもったいないのか、ピンポイントメタなのか、保持しているタイプも存在します。 |
かわらわり |
主に《ハピナス(242)》や《カビゴン(143)》、《ラプラス(131)》、《バンギラス(248)》などの特殊耐久の高いポケモンにばつぐんをつける用途で利用されます。 |
はねやすめ |
HP消費が激しいため、HP回復によって利用回数を増やす狙いで使われることがあります。 |
ドラゴンクロー |
一部、物理攻撃を主体とする場合に使用される場合があります。 |
りゅうのまい |
ドラゴンクローを採用する場合にセットで採用されるケースがありますが、技スペースが不足するため余り好まれません。 |
1.タイプ相性を利用して
めざめるパワーこおりを持たない《ゴウカザル(392)》などには、いかくを利用して後出しを狙ってくる場合があります。
2.受けに対して
《エアームド(227)》や《グライオン(472)》などに対してぶつけてくる場合があります。
3.死に出し
流し合いの過程で不要になったポケモンを死なせて、死に出しを利用してくるパターンです。
HP消費が激しいために、無償降臨できる機会を積極的に狙ってくることが考えられます。
4.みがわりバトン
みがわり+バトンタッチによって無償降臨を狙われる場合もあります。みがわりが残ると一石二鳥なため、《サンダース(135)》でじしんを誘いながらみがわりバトンを決めてきたりします。
○ ポケモン編
みがわりとバトンタッチを覚え、じめんタイプの技を誘いやすい《サンダース(135)》とは相性がいいです。
また、《ボーマンダ(373)》を受けに来るみずタイプの受けに対して強く、ステルスロックの解除を狙える《ドククラゲ(073)》なども相性が良いと言えます。
○ 技編
とりあえず、ステルスロックを苦手とするため、こうそくスピンとの相性が非常に良いです。また、一発一発の威力が大きくみがわりを1回残せるだけで非常にアドバンテージを稼げるポケモンであるため、味方でのでんじはによる麻痺撒きサポートなども見られます。