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 クロバット考察




 ポケモン概要

ポケモンデータ概要と特徴

《クロバット(169)》


【 流行度 】: ★★☆
【 危険度 】: ★☆☆
【 難易度 】: ★★★
【 どく / ひこう 】
【 せいしんりょく / ― 】

HP: 85
こうげき: 90
ぼうぎょ: 80
とくこう: 70
とくぼう: 80
すばやさ: 130
130族として有名なポケモンです。
今作ではとんぼがえり・さいみんじゅつという高いすばやさと相性のいい技を手に入れて大幅に活躍の場を広げたポケモンです。

種族値のバランスが良すぎるため、突出した決定力を持つわけでもなく積み技もわるだくみくらいしかないために、全抜きなどをしてくるポケモンではありませんが、優秀な補助技などを持つため、対戦中のペース掌握がいかに大切かということを知らしめるポケモンといえます。






 さいみんじゅつ型


■ 型紹介

【 ようき 】 【 すばやさ:252 こうげき:252 HP:6 】 
【 さいみんじゅつ / とんぼがえり / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

さいみんじゅつを使用して後続を無償降臨という動きに、相手の交代を見た後で後続を決められるとんぼがえりという技を組み合わせたコンボを中心に動きます。

■ 持ち得る役割

基本的には特にコレといった役割を持ちません。あえていうなら「ペース掌握」といったところでしょうか。対戦の流れをグッと引き寄せます。潰しあい環境の今作に非常にマッチした役割だといえます。

■ 持ち物の考察

さいみんじゅつの命中率をあげるこうかくレンズが最も多いです。天気技との相性もいいため、あついいわやしめったいわなどを持つこともあります。

■ 技の考察

クロスポイズン タイプ一致技ですがどくタイプの技なのであまり好まれません。
つばめがえし
ついばむ
こちらもタイプ一致技ですが、威力が低いためあまり好まれません。ただ、メンバーに他に《ヘラクロス(214)》をなんとかできるポケモンがいない場合などは採用されやすいです。
にほんばれ
あまごい
にほんばれorあまごいを使用した後にさいみんじゅつ&とんぼがえりのコンボを使用することで、天気が変更した状態でエースを無償降臨できます。
あやしいひかり さいみんじゅつの後に相手が交代してくるときにあやしいひかりを当ててとんぼがえりという流れも存在します。後続の無償降臨確率は下がってしまいますが、その後に後続が動きやすいのがポイントです。
ちょうはつ 自分よりも遅いさいみん使いと鉢合わせたときに役に立つ技です。


■ 主な降臨パターン

1.先発で
さいみんじゅつは同時に2体に使用できないことが多いため、「ペース掌握」をどのタイミングで行うかという問題が浮上します。
そのときに、出端をくじくという使用方法があります。その後有利な流れをひっくり返されなければ後々まで響かせることが出来ます。

2.死に出し
こちらは中盤〜終盤にペースを掌握することで一気に勝利までこじつけようという目論みがあります。
例えば雨パなどであれば《ハピナス(242)》などによって有利な流れを切断されてしまうのが怖いため、相手の特殊受けを潰したあとに《クロバット(169)》を使うことが多いです。


3.タイプ相性を利用して
虫タイプ1/4と格闘タイプ1/4を読んで出てくるケースは多いです。
降臨時の攻撃を耐えればあとは先制さいみんじゅつで眠らせることができる場合が多いため、結構強引に出てきます。

■ 相性考察

○ ポケモン編
《キングドラ(230)》などの天気パーティーのエースとの相性はばつぐんです。その他、《リングマ(217)》などのアイテム発動までに1ターンを有するポケモンとの相性もいいです。

○ 技編
特に相性のいい技はありませんが、しんぴのまもりを貼られると存在価値が非常に危うくなってしまうため、ちょうはつなどと相性がいいといえます。






 みがわり型


■ 型紹介

【 ようき 】 【 すばやさ:252 こうげき:252 HP:6 】 
【 みがわり / あやしいひかりorいばる / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

上記の型に隠れて使用率が下がってはいますが、前作までは最も有名だった型です。努力値はこうげきの代わりにHPに振った型も存在します。

■ 持ち得る役割

こちらも特に何かの役割には当てはまりにくいですが、あえて当てはめるなら誤魔化しが一番しっくりと来ると思います。
ただ誤魔化しの役割すら非常に不安定なのと、運次第でどんなポケモンでも誤魔化せる点が特徴です。

■ 持ち物の考察

みがわりと相性のいいたべのこしやくろいヘドロを持つことが多いです。

■ 技の考察

ブレイブバード さいみんじゅつとの両立が不可能ながら、非常に強力な攻撃技です。ただし、はねやすめがないとみがわりと相まってHPが持ちません。
はねやすめ みがわりやブレイブバードで消費したHPを回復できる技です。
わるだくみ
いやなおと
あやみがなどで手に入れたフリーターンに使用することで突破力を上げられる補助技です。いやなおとはあやしいひかりやいばるとの相性もばつぐんです。
ちょうはつ ちょうはつされると終わってしまう型なのでちょうはつをちょうはつする目的で選択されます。


■ 主な降臨パターン

1.先発で
先発の場合はちょうはつを持っているケースが多いです。相手の先発がサポートポケモンなどであればちょうはつをかけてペースを奪い、それ以外であればあやしいひかりを打ち逃げしたりします。

2.死に出し
終盤に受けられないポケモンなどに対して出てきて誤魔化しを行ったりします。基本的に回復技を持っていないポケモンに対しては有利なことが多いです。


3.タイプ相性を利用して
上記の型と同じく虫タイプ1/4と格闘タイプ1/4を読んで出てきます。

■ 相性考察

○ ポケモン編
自分も相手も長いターンかけてグダグダに戦うことになるため、ダメージを与える天候との相性が非常にいいです。《バンギラス(248)》や《ユキノオー(460)》《カバルドン(450)》などとの相性がいいといえます。

○ 技編
ポケモン編と同じく、継続してダメージが入ると相性がいいため、どくびしやどくどくなども考えられます。






 対策


■ 構築段階での対策

基本的に再生回復持ちの硬い受けがいれば、ペースは奪われますが、その後のプレイング次第で取り返せます。ただ、ほぼ潰しや流しポケモンだけで組んでいると非常に損害が大きいです。1匹は再生回復の受けを入れておきたいところです。
また《カビゴン(143)》などの、ねごと持ちのポケモンを入れておくのも手で、相手の後続の無償降臨を防ぐことが可能になります。


■ 対戦中の対策

さいみんじゅつは同時に1体にまでしかかけられないので、どのポケモンを眠らせるかが大切です。
基本的には対戦で必要の無いポケモンを眠らせるのがいいです。または特定のポケモンに対しては絶対に突破されない硬さを誇る場合は、そのポケモンを眠らせても問題なく続けることが出来ます。

一番だめなのは、《クロバット(169)》の後続と予想されるポケモンに対するポケモンを眠らされてしまうことで(あまごいを使用した《クロバット(169)》のさいみんじゅつを《ミロカロス(350)》で受けるなど)、是非とも避けたいプレイングです。










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