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 サンダース考察




 ポケモン概要

ポケモンデータ概要と特徴

《サンダース(135)》


【 流行度 】: ★★☆
【 危険度 】: ★★☆
【 難易度 】: ★★☆
【 でんき / ― 】
【 ちくでん / ― 】

HP: 65
こうげき: 65
ぼうぎょ: 60
とくこう: 110
とくぼう: 95
すばやさ: 130
130族の一角を担う驚異的なすばやさが持ち味のポケモンです。
耐久は低いもののとくこうは高めで、努力値もとくこうに振る場合がほとんどなため、中々の火力を持ちます。

《ハピナス(242)》などで簡単に止めることが可能な反面、《サンダース(135)》の前で交代してしまうとみがわりを残されてバトンタッチでエースを無償降臨されてしまうという危険性が伴っており、読みのかけひきが発生します。






 みがわりバトン型


■ 型紹介

【 おくびょう 】 【 とくこう:252 すばやさ:252 HP:6 】 
【 10まんボルト / みがわり / バトンタッチ / 選択肢 】 


■ 概要

存在している《サンダース(135)》の90%がこの型だと思われます。
エース降臨のサポートも行えて、自分自身もアタッカーになれるため、非常に人気のある型です。

■ 持ち得る役割

みがわりをバトンタッチすることによって、交代ターンのあいての攻撃をみがわりが受けてくれるので、後続のポケモンを無償降臨できます。その代わりに《サンダース(135)》は短命になってしまいます。
また、後出しできる機会は少ないポケモンですが、《ミロカロス(350)》や《ヤドラン(080)》、《ドククラゲ(073)》や《エンペルト(395)》などの流行のみずタイプの受けに対してタイプ一致の電気技は非常に強力なため、タイマン戦では強さを発揮します。

■ 持ち物の考察

先発であればラムのみやきあいのたすきが多いです。
後続であればきあいのたすきの確率はぐっと下がり、いのちのたま、ラムのみやヤタピのみ、オボンのみなどが多いようです。

■ 技の考察

めざめるパワー 攻撃技が少ない《サンダース(135)》はほぼ確実にこの技を持ちます。つまり殆どの《サンダース(135)》が、みがわり・バトンタッチ・10まんボルト・めざめるパワーの構成になっています。タイプは氷が一番多く、次に草が多いようです。
シャドーボール 所持していることもありますが、基本的にめざぱ粘れない人の妥協技という感じです。
ねがいごと 相手の交代際にねがいごと、その後みがわりで1ターンしのぐことで若干回復できるため、使用されている場合もあります。
あまごい タイプ一致の強力技かみなりを使えるようになり、またじめん技を呼びながら《ルンパッパ(272)》などに交代できます。


■ 主な降臨パターン

1.ピンポイントの技読み
でんきタイプの技を受けると特性によって回復するため、それを読んで出てくることがあります。
ただし、でんきタイプ同士だと技のレパートリーの少なさ、サブウェポンの威力の低さなどから劣勢になりがちなので、でんきタイプ以外のポケモンのでんき技を読んで降臨の形をとります。

2.とんぼがえり
《グライオン(472)》などでみずタイプを誘いながらとんぼがえりし、《サンダース(135)》に繋ぐことで、相手の交代際にみがわりを残せるようにする戦法も人気があります。

3.死に出し
タイマン戦ではすばやさが高いために優位にたちやすいです。そのため、死に出しから出てくることもあります。

4.バトンタッチ
次のポケモンにもバトンタッチで能力上昇を引き継げるため、バトンリレーのような形で中継として使用される場合があります。
一部のファンの間で人気のあるブイズパーティーなどでの、《シャワーズ(134)》のでんき技を誘いながらのバトンタッチでとけるの防御上昇を《サンダース(135)》に引き継ぐなどには注意したいところです。

■ 相性考察

○ ポケモン編
多くのポケモンと良い相性を誇りますが、地面技を誘いやすいため、なかでもひこうタイプのポケモンとの相性が良いです。
バトンタッチ後にみがわりを残せると凶悪化するひこうタイプのポケモンに《トゲキッス(468)》、《ボーマンダ(373)》などがあります。また、じめんタイプの技を無効化し、みがわりがあるとどくどくなども防げるようになる《ヌケニン(292)》も相性が良いといえます。

○ 技編
基本的にはみがわり命のポケモンで、攻撃の起点もバトンタッチの起点もみがわりなので、ステルスロックなどの対策となるこうそくスピンとの相性がいいです。
また、《サンダース(135)》は元々特殊耐久は低くはなく、みずタイプの受けはほとんど特殊技を使うため、ひかりのかべがあれば《ミロカロス(350)》や《ヤドラン(080)》などに対して後出しが可能になります。






 いばる型


■ 型紹介

【 おくびょう 】 【 とくこう:252 すばやさ:252 HP:6 】 
【 みがわり / いばる / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

90%が上の型だとすると、残り少しはこのいばみが型の可能性が高いです。
高いすばやさはいばみがとの相性がよく、みがわりを残せることでバトンタッチなどの起点にもしやすいのが特徴です。

■ 持ち得る役割

相手を掻き回すような戦術になります。
《サンダース(135)》といえば上の型がほとんどなため、このいばる型は失念されやすいため、うまく決まりやすかったりします。
チャージビームなどを絡めて特殊エースへのバトンタッチサポートなども考えらるため、余り居座らせたくない型だといえます。

■ 持ち物の考察

みがわりの乱用と相性のいいたべのこしやオボンのみなどが挙げられます。
また、バトンタッチを絡める型であればカムラのみやヤタピのみなども人気があります。

■ 技の考察

10まんボルト
めざめるパワー
みがわりを残せたターンに普通に殴る型で採用される攻撃技です。
チャージビーム みがわりを残せたターンにチャージビームでとくこうの上昇を目論む型です。バトンタッチとの連立採用が多いです。
バトンタッチ チャージビームと合わせて採用されやすいです。みがわり+とくこう上昇+きのみによる能力上昇などをバトンタッチできれば《トゲキッス(468)》などの強力なエースでの全抜きを狙えます。
ねがいごと みがわりの残ったターンにねがいごとを使用することで、みがわりで消費したHPの回復を目論む場合に採用されます。《クロバット(169)》の劣化になりがちですが、ねがいごとは後続のサポートにもなる技であるため注意が必要です。


■ 主な降臨パターン

「みがわりバトン型」と同様。

■ 相性考察

○ ポケモン編
チャージビームでのとくこう上昇やみがわり、カムラのみでのすばやさ上昇などを受けたときに活躍しやすいポケモンとして、まずは《トゲキッス(468)》があげられます。エアスラッシュ一発一発の重みが大きくなり、すばやさも上昇しているためにひるみ効果を狙いやすいです。また、《トゲキッス(468)》へのでんき技を利用して《サンダース(135)》の再降臨も目論めるため相性が抜群だといえます。


○ 技編
自分ひとりでガンガンダメージを蓄積させていく《クロバット(169)》などと違って、自己完結性の低いいばみがコンボであるため、すなあらしやあられは無いほうが戦いやすいです。






 対策


■ 構築段階での対策

受けがガッチリしているパーティーを組んでいれば基本的にはあまり驚異にはなりません。《サンダース(135)》を《ハピナス(242)》で受けて、バトンタッチターンにちきゅうなげなどでみがわりを潰し、他の受けに交代という流れでなんとかなる場合が多いからです。ただし、受けがガッチリしていない攻撃重視のパーティーを組んでいる場合は、バトンタッチ先によっては全滅も覚悟する必要があります。
ステルスロックやどくびしなどの昆布系のパーティーであれば、みがわりバトンを使用できる回数を削ることができます。
その他には、こだわりスカーフを読みにくいポケモンに持たせておくことで、意表をついてHPを削り、みがわりを不発などに追い込むことが可能です。


■ 対戦中の対策

《サンダース(135)》の攻撃に耐えられるポケモンであれば、とにかく攻撃してみがわりを潰しましょう。みがわりは最高で4回しか使用できないため、1回でも潰せるとリターンが大きいです。
みがわりを残った状態でのタイマンに持ち込まれると、高いすばやさ&とくこうに加えてバトンタッチもあり、翻弄されやすくなってしまいます。

また、みがわりだけを警戒していればいいというわけでもなく、10まんボルトやめざめるパワーで一発で落ちてしまうポケモンで、それがパーティー内で重要な役割を兼ねている場合(《エアームド(227)》や《グライオン(472)》など)は、素直に逃げるのが良いです。










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