トップページ > ゲンガー考察
 ゲンガー考察




 ポケモン概要

ポケモンデータ概要と特徴

《ゲンガー(094)》


【 流行度 】: ★★★
【 危険度 】: ★★★
【 難易度 】: ★★☆
【 ゴースト / どく 】
【 ふゆう / ― 】

HP: 60
こうげき: 65
ぼうぎょ: 60
とくこう: 130
とくぼう: 75
すばやさ: 110
高いすばやさととくこうと低い耐久種族値を持つ、初代から存在する典型的な潰しポケモンです。
今作で性能が上がったさいみんじゅつのおかげで非常に受けづらく、特性がひとつで孵化が楽だったりという要素もあり、高い人気を持つポケモンです。

高いとくこう種族値とさいみんじゅつのせいで、そこらの特殊受けでは受けきることが厳しく、《ハピナス(242)》などでも蓄積ダメージ次第では突破されてしまうので注意が必要です。






 さいみんアタッカー型


■ 型紹介

【 おくびょう 】 【 とくこう:252 すばやさ:252 HP:6 】 
【 さいみんじゅつ / シャドーボール / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

最も基本的な《ゲンガー(094)》で見かける頻度も非常に高いです。
多彩な特殊技で弱点をつきながらガンガンと攻めていき、苦手な相手はさいみんじゅつで眠らせて対処します。

■ 持ち得る役割

耐久関係の種族値が非常に低いためどんなポケモンに対しても後出しはむずかしく、潰しアタッカーとしての役割しか持ちづらいです。
ただしじめんタイプの技とかくとうタイプの技を無効化できるため、すばやさの低いポケモンに対してピンポイントで技を読んで出すことで流し役割を持つことが出来ます。

■ 持ち物の考察

さいみんじゅつを筆頭にかみなりやきあいだまなどの命中率の低い技が多いため、こうかくレンズを持つことが多いです。他にはきあいのたすきやいのちのたま、こだわりスカーフなどを持つ型も存在します。

■ 技の考察

かみなり
10まんボルト
持ち物がこうかくレンズであれば大抵はかみなりを持ちます。さいみんじゅつとあわせることで《ミロカロス(350)》などでも受けきれません。
きあいだま こちらは《ハピナス(242)》や《カビゴン(143)》、《バンギラス(248)》などに対して弱点をつくのに使用されます。同じくさいみんじゅつを絡めることで《ハピナス(242)》でも受けれるか怪しいです。
だいばくはつ 他のポケモンにさいみんじゅつをかけた場合は特殊受けの突破が難しいため、だいばくはつで間接的役割破壊を狙ってくることがあります。
エナジーボール 《ラグラージ(260)》などが仮想敵ですが所持率は低いです。


■ 主な降臨パターン

1.ピンポイントの技読み
じめんタイプとかくとうタイプを無効にできるため、最初の1回はピンポイントの技読みで出てくるケースも多いです。

2.とんぼがえり
高いすばやさとさいみんじゅつのおかげでタイマンでは強さを発揮しやすいため、交代を見てからのとんぼがえりなどの無償降臨のチャンスではすばやさが勝っていれば積極的に出てくることが予想されます。

3.死に出し
上記におなじくタイマンでの強さを発揮しやすいため、無償降臨を狙ってくることが予想できます。

4.先発
6→3などであれば先発の可能性も高いです。6vs6であればラム持ちやちょうはつ持ちを警戒するため先発の可能性は低くなりますが、それでも先発として出てきやすいポケモンではあります。

■ 相性考察

○ ポケモン編
《スターミー(121)》や《フーディン(065)》などの速いエスパーポケモンを苦手とするため特殊アタッカーに強いポケモンとの相性がいいです。特に《ハピナス(242)》や《カビゴン(143)》などのノーマルタイプの特殊受けはかくとう技を誘いやすいため、《ゲンガー(094)》との相性が非常にいいといえます。

○ 技編
ある程度自己完結したポケモンなので、特に相性のいい技はありません。強いて言うならかみなりが必中になるあまごいとの相性はいいです。






 みがわり型


■ 型紹介

【 おくびょう 】 【 とくこう:252 すばやさ:252 HP:6 】 
【 みがわり / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】 


■ 概要

さいみんアタッカー型に比べて使用率は下がりますが、安定性が高く、玄人を中心に人気のある型です。
補助技を絡めてみがわりを残すことで効率のよい攻撃を行うことができます。また、みがわりから入ることで《ドンカラス(430)》などのふみんポケモンに対しても戦いやすくなります。

■ 持ち得る役割

こちらも特に役割は持ちづらいです。広範囲潰しアタッカーというのが仕事になります。

■ 持ち物の考察

みがわりを使用するため、たべのこしやくろいヘドロなどとの相性が抜群で、所持率も高いです。
もちろん、さいみんじゅつなどを使用する場合はこうかくレンズの使用率も高いです。

■ 技の考察

さいみんアタッカー型の攻撃技 特殊技全般は同じような技を持つことが多いです。
さいみんじゅつ
あやしいひかり
相手の交代を誘ったりしてみがわりを残す手段としてどちらかが採用されるケースが多いです。両方が採用されることは稀です。
きあいパンチ 性格をせっかちやむじゃきにして、きあいパンチを持つ場合もあります。仮想敵は《ハピナス(242)》で、みがわりとの相性がいいです。


■ 主な降臨パターン

「さいみんアタッカー型」と同様。

■ 相性考察

○ ポケモン編
攻撃範囲は狭くなるものの、さいみんアタッカー型以上に安定しているため、特に相性のいいポケモンがいるというわけではありません。ただ攻撃技の選択次第では苦手なポケモンができてしまうので、そのポケモンを受けられるポケモンとは当然相性がよくなります。例えばみがわり・シャドーボール・さいみんじゅつ・かみなりの構成であればラム+ちょうはつの《バンギラス(248)》に弱くなってしまうため、かくとうタイプの《カイリキー(068)》や物理受けの《ラグラージ(260)》などとの相性がよくなります。

○ 技編
交代を誘いやすいのでステルスロックなどとの相性は悪くありません。すなあらしやあられ状態だとくろいヘドロなどでの回復分が差し引かれてしまうのでやはりあまごいなどとの相性が良いです。






 対策


■ 構築段階での対策

使用率が高いポケモンではありますが、一匹でパーティーを崩壊させるようなポケモンではありませんし、ガチガチに対策をしてパーティーのバランスが崩れてしまうのも考え物です。
パーティーに余りスペースがあったり、特に《ゲンガー(094)》を苦手とするパーティーであれば、《ヨルノズク(164)》や《ドンカラス(430)》などの特性がふみんのポケモンを採用してみるのもいいかもしれません。

また、《ミロカロス(350)》などの特殊受けポケモンにねごとを持たせるというのも立派な対策になります。ねごとでじこさいせいが出れば受けることができます。


■ 対戦中の対策

上記の対策がなされていないパーティーであれば、対戦の立ち回りには非常に注意する必要があります。
さいみんポケモンの対策として一般的に言えることは、その対戦のループの中で最も必要の無いポケモンを眠らせるということです。そうすることで、ねむり制限一匹のルールを利用して特殊受けなどで受けることが可能になります。
また特性がしぜんかいふくの《ハピナス(242)》などにさいみんじゅつを受けさせた場合は、しばらくの間引っ込めておいて特性がてんのめぐみだと思わせたいところです。特性がてんのめぐみの《ハピナス(242)》にさいみんじゅつを受けさせて引っ込めると、たまに勘違いして複数催眠してしまう人もいますが、特性がてんのめぐみの《ハピナス(242)》を眠らせてしまうことはリスクが大きいため戦術として狙うべきではないと思われます。

また《ゲンガー(094)》の場合は持ち物を見抜きたいところです。例えば持ち物がこうかくレンズ以外であったら、きあいだまを連続で当ててくる確率は低くなり、《ハピナス(242)》などで受けることも可能になります。それ以外にも終盤であれば、ポケモンを交代しながらきあいだまのPPを削ることで《ハピナス(242)》や《カビゴン(143)》で受けられるようにするというのも考えられます。










トップへ戻る


inserted by FC2 system