嵌め潰し型
【 ようき 】 【 こうげき:252 すばやさ:252 HP:6 】
【 じしん / 選択肢 / 選択肢 / 選択肢 】
《ダグトリオ(051)》といえばコレ、コレといえば《ダグトリオ(051)》。《ダグトリオ(051)》をどこから切ってもこの型しかありえない、そんな金太郎飴的な型です。性格や努力値は仮想的によって変更される場合があります。
《ドーブル(236)》並の耐久の低さから、基本的には「後出し」は不可能です。
死に出しなどを利用して、有利な相手にタイマン戦の状態でぶつけることで、確実に潰しを行うというのが基本的な役割になります。
《ダグトリオ(051)》がこの役割を行える相手は、もちものにも拠りますが、基本的には《ゴウカザル(392)》、《ヘラクロス(214)》、《ジバコイル(462)》、特性がノーガードの《カイリキー(068)》、《メタグロス(376)》、《バンギラス(248)》、《スターミー(121)》辺りになります。
また、上記以外のポケモンであっても、HPが減ったポケモンがいると潰しに来ることもあるので注意する必要があります。
基本的にはきあいのたすき、もしくは、こだわりハチマキを持つことが多いです。
前者は先制技を警戒したり、絶対に1発では突破できないときに2発かけて突破するため、後者は持つことで1発で突破できる相手が仮想的である場合などに、それをノーダメージで突破するために利用されます。また、攻撃を上げながらも自由に動けるいのちのたまを持たせるケースも見られます。
じわれ |
《ダグドリオ(051)》を受けきれる受けをむりやり突破するのに用いられます。《ソーナンス(202)》で補助技にアンコールをかけて、引き続いて出てくることによってじわれを撃つ回数を稼ぐパターンが多いです。 |
ふいうち |
《ダグドリオ(051)》よりも素早いがHPが減ったポケモンを倒すのに用いられたり、きあいのたすきを持たせる型で先制技の対策に使われたりします。 |
ストーンエッジ |
じしんが当たらないひこうタイプなどに使用されます。ただし、ありじごくが効かないひこうタイプに対して、《ダグトリオ(051)》が積極的に出てくることは珍しいです。 |
いわなだれ |
ストーンエッジと同様ですが、こちらは怯み効果を期待して使用される場合が多いです。 |
つばめがえし |
《ヌケニン(292)》や《ヘラクロス(214)》、《キノガッサ(286)》を意識した際に採用されます。 |
1.ピンポイントの技読み
でんきタイプを無効にできるため、《ダグトリオ(051)》よりも遅いでんきタイプに対してはでんき技を読んで無償降臨を狙う場合があります。ただし、読みが外れたり、みがわりを張られて攻撃されると一撃死も珍しくなく、威力半減でも大きなダメージを食らう場合が多いため、余り積極的に後出ししてくることはありません。
2.とんぼがえり
他のポケモンで、はがねタイプやいわタイプを誘いながらのとんぼがえり等によって無償降臨してくるパターンです。無償降臨のついでにとんぼがえりによるダメージ蓄積もできるため、潰せる範囲が広がり好まれる方法です。《ハッサム(212)》や《エテボース(424)》などのはがねタイプを苦手とするポケモンを見たら《ダグトリオ(051)》が後続にいる可能性も頭の隅に入れて行動しましょう。
3.死に出し
流し合いの過程で不要になったポケモンを死なせて、死に出しを利用してくるパターンです。
《カイリキー(068)》や《ゴウカザル(392)》などの受けにくいポケモンを、できるだけ少ない被害で倒すために利用されることが多い方法です。
4.みがわりバトン
みがわり+バトンタッチによって無償降臨を狙われる場合もあります。基本的にみがわりバトンはエースの無償降臨に使われるパターンが多いですが、序盤でまだお互いに受けが残っている段階などでは《ダグトリオ(051)》が優先されます。
○ ポケモン編
《ダグトリオ(051)》はできるだけ序盤で役割を遂行したいポケモンであるために、ターゲットとするポケモンを誘い出すパターンが多いです。その具体例が上記でも述べた《エテボース(424)》などのとんぼがえりです。
はがねタイプやいわタイプを誘いながらのとんぼがえりは《ジバコイル(462)》でも使用される方法で、序盤であれば早まらずにまずは様子見をしたいところです。受けがひこうタイプやふゆうのポケモン、《カバルドン(450)》や《グライオン(472)》であるならば、とりあえず安心して出すことが出来ます。
○ 技編
《ダグトリオ(051)》と非常に相性のいい技に、ステルスロック、どくびし、まきびし、やどりぎのたね等といった、昆布系の技があります。これは決定力補助さえあれば確実に仕留めることができるという《ダグトリオ(051)》の特徴を全面的にサポートする技であるからです。
そのため、すなあらしなども含めた昆布戦術に《ダグトリオ(051)》を使用される場合があります。それについては以下の嵌め昆布型で扱います。