メタゲームってなに?
勝敗を決める新たな「要素」
勝敗を決める新たな「要素」、それが「メタゲーム」です。
ポケモンは「役割理論」が全てだ!という勘違いをされている方はいませんか?
実はおおよそ全てのゲームで「メタゲーム」は勝敗の大きなファクターとなっているんですよ。
「メタゲーム」というと難しそうですが、実はとても簡単。パーティー鑑定掲示板などでもよく見かける、
「対戦相手がどのようなパーティーを使うか分かりますか?」「最近〜〜の型は流行っていません」とか「○○の人気が上がってきているので対策をしておいたらどうでしょうか?」とか、そういったことです。
これでは訳が分からないと思うので、もう分かりやすく説明すると「仮想的とそれに対する対策・対応」のことです。
まとめると、「仮想的=メタ」、それに関して色々な駆け引きを楽しむのが「メタゲーム」なのです。言ってみれば対戦の裏側であり、対戦が始まる前に既に勝敗に関する駆け引きがあると理解していただければいいと思います。
メタへの影響
さて、ひとつ具体例を見てみましょう。
ダイヤモンド・パール発売当初、大人気で絶賛されていた「気合のタスキ」。マニューラといえばタスキ剣舞型しか考えられないといっても過言ではない環境でした。
しかし、今はどうでしょう。命の珠型もあれば、拘り型もあります。この前なんて某所でスカーフ型というのまで見つけました。
ではどうしてタスキ型は勢力を大きく減らしてしまったのでしょうか。
それはタスキ型が余りにも流行しすぎて、対策されてしまったからです。丁度、ダイヤモンド&パール広場様で大規模な大会が開かれた後頃だったと思います。
タスキ対策にガバルトンやバンギラスが流行し始めたころです。砂嵐は砂と一緒にタスキマニューラの人気もどこかに飛ばしてしまいました。
このときの、「タスキ対策にバンギラスをパーティーに入れておこう」もしくは、「ステルスロックをドータクンに覚えさせておこう」というのがまさに「タスキ剣舞型マニューラ」を仮想的(=メタ)としたパーティー構築であったわけです。
さて、「タスキマニューラ」の単体としての強さは確かに強力です。ただ、この場合「タスキマニューラ」の強さを盲目的に信じた人と、それを対策した人が戦ったとき、どちらが有利に戦いを進められたでしょうか?
もちろん、タスキ対策をしていた方です。
更にメタゲームの本質に進みます。
このタスキマニューラ全盛期の大会において、タスキマニューラの対策をしていた人と、バンギラスを意識した拘りマニューラの対策をしていた人と、どちらが勝ち進みやすかったでしょうか。
この大会では結果的にタスキマニューラが多かったようですから、タスキマニューラの対策をしていた人ということになります。
このジャンケン的な駆け引きがまさに「メタゲーム」なのです。
しかし、ジャンケンと違う点があります。それは完全にランダムなジャンケンに対して「資料」がある点です。
その「資料」は人気サイトのパーティー鑑定掲示板の大御所の発言かもしれません、もしくは有名サイトの大会の結果かもしれません。
とにかく言えることは、大きなサイト、多くの人数が影響される可能性の高いサイトの動向が最もメタゲームに関与しやすいということです。
以上のことを踏まえて、当サイトでは、メタゲームという概念を非常に重視します。
このコラムのメタゲームのコーナーと、コンテンツ「メタゲーム」にて皆さんもメタゲームの楽しさに浸りましょう!
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